脱走犯

ちょっと高い声で「べぇぇぇぇーーー、べぇぇぇぇーーー・・・・・・」というのがよく聞こえてくるのは、だいたいねぇ・・・君が簡単に群から離れて遠くに行っちゃうからだよ。気が付くと周りにだーれもいなくて、あわてて走る羽目になるでしょうが。

・・・と、毎日のように君の居場所を確認して、やれやれ、ということが続いているんだけど、昨日は声はすれども姿が見えない。

チェビ男くーーーーん！と叫ぶと、べえええええええ！といつもより少し悲壮感の加味された（笑）声が聞こえてくるのに、どこにもいない。

レイ君が頭突きしてくるので放牧中はあんまり放牧地に入りたくないんだけど、しかたない！と意を決してレスキューに向かう。・・・が、彼を探す前に柵に頭を挟んで身動き取れないメメを発見・・・orz

とりあえず、炎天下で挟まってるメメを救出してから、悲壮な声がする方へ。

どこから出たんだか、ファームを囲んでいる鹿柵の外側から中に入れない～～～と泣き叫んでいます。おそらく、どこか遠くの方で外に出ちゃってから、柵沿いにみんなを追いかけてきて身動き取れなくなっちゃった、というところだと思います。

柵沿いはとにかく笹が密集していて歩きづらい上に、彼の立っている場所のすぐ後ろは崖のように切り立っているし、さてどうしたものか、と考えても考え付かなかったので正攻法。笹を力任せによけながら柵沿いを歩きました。（笑）

なんとかチェビ男を捕獲して、歩くのが楽な崖の下の道になんとか下ろして、後ろから追い立ててフィールドに戻ることにしたんだけど、とことこ自信ありげに歩いていく。ボク知ってる～って？(ーー;;

で、こっちを振り返って、何でついてくんの！？みたいな感じ。

でも、結局自力では柵の中に帰れず、抱き上げて戻してやりました。

本日、お客さんとのんびり朝食をとっていると、ちょっと高い「べぇぇぇぇーーー・・・・・」

チェビ男君、いい加減にしてください。